「頭の保護」はヘルメット、では「手の保護」はどうする?

このブログでは、「安全」や「災害」について知っておきたい知識をお伝えすることに加え、安全のプロが仕入れた安全の最新情報や、お役立ち情報を発信していきます!

さて。災害時にガレキの除去をしたり、家や建物が倒壊した中を避難したり。あるいは、アウトドアで作業をする時に気をつけたいこと。

もちろん、災害時は頭部を守るヘルメットを用意しておくことがとても大切です。それに加えて気を配りたいのが「手」です。

つい「軍手をつけておけば十分でしょ?」と思いがち・・・ですが、そうでもないケースもたくさんあります。

災害時も「軍手」があれば充分?

皆さんは重たいものを運んだり、DIYで釘を打ったり、あるいはアウトドアで作業するときなどに「軍手」をつけたりしませんか。

「軍手」とは元々「軍用手袋」の略称。一般的には太い木綿の糸を編んだメリヤスと呼ばれる生地で作られていて、左右の差がなくてどちらでも使えるものがほとんど。手のひらに滑り止めのゴムが付いているもものもありますね。比較的安価で入手もしやすいため、様々な用途で使われています。

この「軍手」、私たちにとっては馴染み深く、また作業用の手袋といったらこの軍手が思い浮かんでしまうため、災害時なども「軍手くらい用意しておこうか」と考えるかもしれません。

でも、ちょっと待ってください。本当に軍手で事足りるかどうか、一度考えてみましょう。

軍手では物足りない、災害時の「手の保護」

結論を先に言うと、災害時に使う手袋として軍手は「ちょっと物足りない」です。特に、地震や台風の後、ガレキなどを片付ける・・・という時は軍手だけではかなり心許ないです。

実際に災害が発生した後のことを想像してみてください。樹木が倒れたり、場合によってはブロック塀が崩れ落ちていたり、ガラスが割れていたり。こうした状況下で、軍手をつけて後片付けをしようとしたら、何が起こるでしょう?

軍手はメリヤス生地でできた手袋なので、鋭いガラスの破片があれば、すぐに切れてしまいます。木のトゲや古い釘などがむき出しになっていたら、軍手の編み目の間から刺さってしまうかもしれない。

特に災害後のガレキや木のトゲ、釘が刺さると、傷口から菌が入って破傷風を発症してしまう可能性もあり、注意が必要です。

さらには、重たいブロック塀やガレキに手を挟まれてしまうことも考えておかなくてはなりません。

日常生活で、家庭菜園で作業をしたり、アウトドアやDIYをするくらいであれば、もちろん軍手で十分です。しかし、災害時は想定外のことが起こることも想定して行動することが大切。

そういった意味で、手の保護をするためには、ただの軍手では物足りなくなる可能性が高いのです。

安全手袋も「安全のプロフェッショナル」におまかせ!

私たちナゴランは元々、「安全のプロフェッショナル」として労働安全、食品衛生、災害防災という3つの分野で様々な商品・サービスを提供しています。そのため、「手の保護」を目的とした手袋も数多く取り扱っています。

例えば、手のひら部分に耐熱性・強度・難燃性・耐薬品性を備えた繊維を使用し、さらにシリコン樹脂を塗布した手袋。

これにより、ガラス破片や釘、尖った金属片、木のトゲなどが刺さることを防ぐことができ、ガレキの回収だけではなく、ゴミ収集や清掃作業、園芸などにも重宝すると評判です。

さらに、最近入荷したのは手袋片手につき14個の異なる形の耐圧板を配置した作業用手袋、その名も耐圧グローブ『PRESS GUARD』。最大耐荷重は400kgを誇り、ガレキや重たいものを運ぶ際、指を挟んでケガをする危険を回避することができ、安心です。

耐圧板は14個のパーツに分けられており、指先の自由な動きを妨げない工夫がされています。実際にこの手袋をつけてみましたが、指先の細かい動きもスムーズで、これだけの耐圧板が入っているとは思えないほどです。

インナーとアウターに分かれており、アウターが汚れたり、破けたら洗ったり、アウターだけ交換することも可能。アウターだけ代えを用意しておくこともできます。

インナーもアウターも洗濯することが可能で、清潔に使っていただくことができます。片手の重量がLサイズで135gと、男性用の腕時計程度の重さに抑えたこともポイントの一つです。

プロが認めた「安全性」と「操作性」

この耐圧手袋「PRESS GUARD」は、建設工事の最中に指の挟み込みといった作業災害を防ぐため、今までにない指全体の防護性能を備えつつ、指の動きや感覚が邪魔されない手袋を開発しようと考えた四国電力が、同じく四国にある特殊作業用手袋の専門メーカーと共同開発したものです。

プロが必要とするスペックを満たしているだけに、優れた耐圧性と操作性を兼ね備えた逸品になっています。

この手袋は一家に一つ、必ず持っていた方がいい! とまでは、正直思いません。ただ、災害時にガレキを整理したり、倒壊した家からの救助作業をしたり・・・といった作業を行う場合には、作業する方は持っておいた方が安心です。

例えば、町内会や自治会で1〜2個持っておく、というのは良いアイデアではないでしょうか。もちろん、自分用に購入して普段はDIYやアウトドア用に使い、災害時の「いざ」という時に備える・・・という使い方もグッドです。

平時にはあまり考えない「手の保護」。でも、災害時は「想定外」のことが起こることが当たり前です。「想定外を想定内にする」ことも意識して、普段から「いざ!」という時の備えをしていきましょう。

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