このブログでは、「安全」や「災害」について知っておきたい知識をお伝えすることに加え、安全のプロが仕入れた安全の最新情報や、お役立ち情報を発信していきます!
防災への意識が高まった2024年

ナンバさん、今年一年、いろんなことがあったねえ。

そうだね。1月1日から、能登半島地震が発生したしね。

それに8月には「南海トラフ地震臨時情報」も発表されたよネ。ナンバさん、防災のプロから見て、2024年はどんな一年だったノ?

そうだねえ。みんなの「防災」への意識が高まった一年だったと言えるんじゃないかな。
冒頭にナンバさんとトリコが話していた通り、2024年も色々なことが起きた一年でした。
中でも、1月1日に発生した能登半島地震は地震の規模がマグニチュード7.6、輪島市と羽咋郡志賀町で最大震度7を記録。ちなみに、震度7を観測したのは2018年の北海道胆振東部地震以来、観測史上7回目だったそうです。

8月には南海トラフ地震臨時情報が初めて発表され、9月には能登半島地震の被災地で記録的な大雨の被害が発生。また11月9日には鹿児島県与論町に大雨特別警報が発表されました。11月に大雨の特別警報が発表されるのは、史上初のこと。
このように、まさに「いつ、どこで、何が起こるかわからない」という自然災害の脅威を感じる一年になったのではないでしょうか。
ナンバさんによると、防災グッズ等を扱うナゴランのECサイト『上野ナゴラン堂』の売上推移を見ると、8月の南海トラフ地震臨時情報が発表された後に売上が大きく動いたそうで、多くの方が災害への備えを考え始めるきっかけにもなったようです。
ちなみに、2024年に『上野ナゴラン堂』で良く売れた防災グッズは「突っ張り棒」と「非常用浄水器」だったのだとか。やはり能登半島地震や南海トラフ地震の影響で、大規模地震に対する備えをしておきたい・・・という方が多かったのでしょう。
自分の身は自分で守れるように!

ナニカ起こってからじゃ遅いもんネ。「備えあれば憂いなし」っていうし。

その通り。だから「自分が住んでいるところは大丈夫」「自分は平気」と思わずに、少しずつでも良いから災害に対する備えをしておいてほしいね。

トコロで、2025年はどうなるんだロ?

そうだねえ。それはズバリ・・・

それはズバリ・・・???

わからん!

わからん!ナノ?

うん。わからん。2024年にこういうことが起こると予測できた人もいないだろうし、来年こうなる!と言うこともできない。ただ、何をどう備えればいいかは、考えられるよ。
ナンバさんが言う通り、特に自然災害は「予知」や「予測」が非常に難しいもの。特に地震予測は未だに技術が確立しておらず、いつ、どこで起こるか、誰にも予想できません。
幸い、2024年はそこまで大規模な台風被害は出ませんでしたが、だからといって「来年も大丈夫!」と言い切ることはできないのです。
ナンバさんは、防災を考える上では「認知バイアスに陥らないことがとても大切」と言います。「認知バイアス」とは、自分の思い込みや周囲の環境、これまでの経験などの要因から、合理的ではない判断を下してしまう心理現象のこと。
例えば、海辺の町に住んでいて、大地震が発生したので学校のグラウンドに避難したとしましょう。この際、合理的に考えれば「津波が来るかもしれないから、高台に避難する」ことを検討するはず。ところが、周りの人が誰も高台へ移動する様子がないと「あ、ここにいても大丈夫なんだ」と思い込んでしまう、といったものです。
あるいは、自然災害に対して「今までウチは大丈夫だったから」とか「自分は被害に遭ったことがないから」と考えて、何も対処をしないのも一種の認知バイアスです。
「今まで大丈夫だった」「自然災害の被害に遭ったことがない」ということは「これからも大丈夫」であるという論理的な証拠にはなり得ません。
防災のプロ、ナンバさんがオススメする自然災害に対する備えの第一歩は「自宅や会社など、自分の生活圏のリスクを知ること」です。
自分の生活圏が高台なのか、海辺なのか、川沿いなのか、はたまた山あいなのかによって、自然災害発生時に想定されるリスクは変わります。
例えば大雨が発生した場合でも、川沿いの場合は大雨による冠水、山あいの場合は土砂崩れといったように、その原因から起こり得る「災害」は変化します。そして、備えるべき防災グッズも当然違ってくるわけです。
また、マスコミやSNSなどから情報を収集することも大切ですが、それ以上に「今自分がいる場所の現状を把握すること」が大事だとナンバさんは言います。

大切なことは、何ごとも人任せにせず、自分で考え、判断できる情報と判断力を身につけること。自分や家族の生命と生活は、自分で守るしかありません。もちろん「自助・共助・公助」という考え方の原則はありますが、これも「自助」つまり自分で自分の身を守ることが大前提。
2025年も、いつ、どこで、何が起こるかわかりません。自分で自分や家族の身を守り、さらには周りの人たちとも協力しあって、自然災害の被害を最小限に抑える。そんな意識を持っていきましょう。
(参考資料)
読売新聞オンライン|2024年日本の主なニュース
https://www.yomiuri.co.jp/feature/top10news/20241125-OYT8T50161/
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