緊急避難時に「いらないもの」を考えよう

このブログでは、「安全」や「災害」について知っておきたい知識をお伝えすることに加え、安全のプロが仕入れた安全の最新情報や、お役立ち情報を発信していきます!

9月1日は「防災の日」!

ナンバ
ナンバ

トリコ、9月1日は何の日か知ってる?

トリコ
トリコ

9月1日?ナンバさんの誕生日カ? オメデトウ!

ナンバ
ナンバ

・・・ありがとう!でも違うんだ。9月1日は「防災の日」だよ。

トリコ
トリコ

防災の日? どうして9月1日が防災の日ナンダ?

ナンバ
ナンバ

いくつか理由があるらしいんだけど、一つは関東大震災が1923年(大正12年)の9月1日に発生したことを忘れないように、ということだね。

トリコ
トリコ

そうだったのカ。トリコもしっかり勉強して、防災がんばるゾ。


1960(昭和35)年に「防災の日」が制定されました。理由は先ほどナンバさんが話していた通り、日本に甚大な被害を及ぼした関東大震災の発生日ということと、9月1日付近は立春から数えて「二百十日」にあたり、台風の襲来が多い時期とされているから。

ちなみに9月1日を含む8月30日〜9月5日までは「防災週間」として制定されています。台風や大雨、さらには熱中症など様々な自然災害が起こりやすい時期。皆さんも防災を意識してみてくださいね!

防災グッズは「状況」に合わせて考えよう!

ナンバ
ナンバ

トリコ、テントだのレジャーシートだの広げて、何してるの?キャンプかピクニックの準備?

トリコ
トリコ

ナンバさん、何言ってるんダ。さっそく防災グッズの確認をしてるんじゃないか。

ナンバ
ナンバ

そうか!エライね、トリコ。でも、その装備はどんな時に使う予定なの?

トリコ
トリコ

ナンバさんはアホだねー。防災グッズなんだから、災害が起きた時に決まってるじゃないカ。

ナンバ
ナンバ

災害と一口に言っても、地震、台風、水害、土砂崩れ・・・色々あるよね。家で待機していた方がいい場合もあるし、急いで避難しなきゃいけない時もある。これはどんな時に使うか、考えているかな?

トリコ
トリコ

・・・ナンバさん、アホは取り消すから、詳しく教えてクレ・・・クダサイ。


先ほどナンバさんが指摘した通り、一口に「自然災害に備えよう」とか「防災グッズを揃えよう」と言っても、場面に応じて必要なものは全く異なります。

例えばライフラインが止まり、自宅で待機する時には卓上コンロやガスボンベがあると便利ですが、台風で避難所へ急いで避難する時にはジャマになるし、避難先では不要な場合もあります。

というわけで今回は、特に「避難時には『必要ない』防災グッズ」をご紹介していきます。もちろん、考え方はそれぞれですから、自分がどうしても必要!と思ったら、準備しておくことをオススメします。

でも、特に避難時は「できるだけ荷物を小さく」「できるだけ身軽に」を心がけたいもの。家から避難しなければいけないということは、悪天候の中を移動することも考えると、いつも以上に体力を奪われる可能性が高いので、重たい、大きな荷物は避けた方がベターです。

■避難時に「いらない」防災グッズ(例)
 ・テント(重くてかさばる&避難所では不要)
 ・簡易トイレ(避難所のトイレを使えばOK)
 ・シャンプー、リンス(お風呂に入れない可能性が高い)
 ・軍手(避難時には使わない&必要な場合避難所で配布もあり)
 ・給水袋(避難所では水を汲んでおく必要性は低い)
 ・三角巾(使い道がほぼない&タオル等で代用可能)

防災グッズは「バランス」で考えよう!

トリコ
トリコ

ナンバさん、避難時には「必要ない」防災グッズの理由を教えてー。

ナンバ
ナンバ

前提となる考え方は、避難をする時だから「荷物を身軽にすること」そして「避難先にあるものは、持たなくてもいい」ということ。

トリコ
トリコ

フムフム。

ナンバ
ナンバ

例えば、テントは大きいし、重たいし、例えば避難所に逃げられれば、屋根も壁もある。とすると、ぼくは必要ないかなと思うんだ。

トリコ
トリコ

でもトイレは、ないと困るダロ?

ナンバ
ナンバ

これも、避難所に逃げるのであれば避難所に設置してあるトイレを使わせてもらえばいい、という考え方だね。もちろん、大勢の人が避難するから、トイレが混雑してイヤだ!という人は、簡易トイレを使うのもいいと思うよ。

トリコ
トリコ

オヤツは? ねえ、オヤツは持っていってイイのカ?


ナンバさんは「避難時は、避難所にあるものまで自分で持っていく必要はない」と言います。例えば、食料の備蓄が避難先に豊富にあるのであれば、そこまで大量の水や食料を持っていく必要はないかもしれません。

ただし、何でもかんでも「避難所にあるでしょ」と軽い気持ちで避難するのはNG。避難所によっては最低限の水や食料しか備蓄しておらず、必要に応じて運んでくるという所もあります。その場合、輸送経路がストップした場合、水も食料も足りなくなりますから、自分の分くらいは持って行く方が良いでしょう。

心配な場合は、自分が避難する予定の避難所がどれだけ備蓄をしているのかを調べてみたり、災害時は現場も混乱しているので、事前に問い合わせてみるのがオススメです。

トリコが気にしていたオヤツは、小腹が空いた時用に準備しておくと良いでしょう。以前紹介した、長期保存が可能で手軽にカロリー補給ができる「えいようかん」などを持っておくのもGOODです。

逆に、避難でも自宅待機の際にも、共通して「用意しておきたい」防災グッズはこちらです。

・水、食料
・ラジオ(乾電池式or手回し式)
・笛(居場所を知らせるのに役立つ)
・懐中電灯、ランタン等の照明器具
・筆記用具
・薬(自分がいつも服用しているもの)
・おくすり手帳(避難時も持っていきたい)
・バンソウコウ
・タオル

つい「防災グッズ」というと「色々揃えなければならない」「自分で全て揃えなくてはいけない」と思ってしまいがちですが、避難する時と自宅で待機する時など、シチュエーションによって必要なものが異なることを覚えておきましょう。

避難時は何より「身軽さ」「避難しやすさ」が大事。そして、頼れる部分は避難所の備蓄に頼るバランスも大切です。防災グッズを揃える時には、自分がいる所で起こりそうな災害や状況を想定して、それに合わせた準備をすることが必要。

自然災害がいつ来ても大丈夫なように、皆さんもぜひ日頃から備えを万全にしておいてくださいね!

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