防災のプロが考える「一人暮らしの防災グッズ」

このブログでは、「安全」や「災害」について知っておきたい知識をお伝えすることに加え、安全のプロが仕入れた安全の最新情報や、お役立ち情報を発信していきます!

「何から始めたら良いかわからない」あなたへ

ナゴランブログでは、今までも「防災グッズ」について数多く取り上げてきました。しかし、家族構成によって必要な防災グッズは変わってくる・・・というのも事実。

今回は「一人暮らし」をしている方が備えておきたい防災グッズについてご紹介していきます。自然災害は、いつ・どこで・どんな形でやってくるかわかりません。一人暮らしのあなたも、被災者になる可能性は大いにあります。

そこで、今回の記事を参考に「自分が備えておくべきものは何か」をチェックしてみてくださいね。

一人暮らしに「防災グッズ」って必要?

まず、大前提として「一人暮らしなのに、防災グッズなんて備えておく必要ある?」という疑問にお答えしましょう。

「ワンルームに住んでるし、手の届くところに必要なものは全てあるし、それをバッグに詰めたら良いんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

防災のプロの答えは「イザ!という時のために、備えておいた方が絶対に良い」です。まず、自然災害はいつ、どんな状況でやってくるかわかりません。バッグに避難に必要なものを詰めているだけの時間的な余裕があるとは限らないのです。

さらに自然災害が発生し、避難しなければならない時に持っていきたいものは多岐にわたります。

参考資料:「イザ!」という時に備えて 避難所で過ごす際に持っておきたいグッズ3選

特に「ランタン」や「懐中電灯」、避難が長引くとしたら「首まくら」、寒い時期なら防寒具なども必要でしょう。そういったものを、避難する時に全て手早くまとめられるかというと・・・。かなり難しいと言えます。

ですから、一人暮らしの方も「非常用持ち出し袋」は常備しておくことをオススメします。

忙しい人には「プロがまとめたセット」がオススメ

とは言っても「毎日仕事で、非常用持ち出し袋なんて用意してるヒマがない」「そもそも、何を揃えたら良いかわからない」という方も多いでしょう。そういう方には、プロが揃えた「防災避難リュックセット」がオススメです。

アルミブランケットやランタン、ポンチョ、手袋、携帯トイレ、サンダル、カッターにドライバーなど、避難時に必要な防災グッズが27点、一通り揃ったリュックセットです。まずはこれを用意して「イザ!」という時には持って避難すれば、ほとんどのシーンで困ることはないでしょう。

防災士監修の厳選アイテムを詰めた「防災避難リュックセット」(画像をクリックすると商品ページに飛びます)

さらにオススメしたいのは、このセットを「カスタマイズ」していくこと。例えば「身体を拭くシートはいらないけど、代わりにタオルを多めに入れたい」とか「手袋をもっとしっかりしたものにしたい」といった自分の希望が出てくるはず。

セットに入っている防災グッズは、あくまでも標準的なものを揃えてあります。それが必ずしも自分のライフスタイルや好みと合っているとは限りません。ですから、最低限はセットを買ってすぐに持ち出せるところに置いておく。そして、ヒマを見つけて自分流にカスタマイズしていく。

これが、忙しくて防災グッズ選びに時間をかけられないとか、面倒くさいから手軽に済ませたいという方にオススメしたい防災グッズの揃え方です。

まずは「アクションを起こしてみる」ことから

もう一つ「水」の確保も考えておきたいところです。いつもは水道水を使っているという方は、水道が止まる可能性も考えておきましょう。いつもミネラルウォーターを買っているという方は、できれば、すぐに飲む用に1本+常備用に1本、いつも家に開いていないミネラルウォーターが1本ある状態を作っておくことが望ましいです。

大人は1日に3リットルの飲料水を必要とする、というのが原則ですが、一人暮らしだとなかなか2リットルのペットボトルを2本も3本も家に置いておけない・・・ということもあるでしょう。なので、最低でも未開封の水が2リットルある状態をキープしましょう。

さらに、3日分の食糧も用意しておきたいところ。水やお湯を入れればご飯になるアルファ米などを用意するのもGOODですし、あるいはインスタントラーメンを常備しておくのもよいでしょう。缶詰やチョコレート、ようかんなども保存が効き、栄養価も高いのでオススメです。

何よりも大切なことは、防災や「イザ!」という時のために、意識を向けておくこと。まずは防災グッズのセットを買ってみる、あるいは、自分で非常用持ち出し袋を用意してみる。とりあえず行動してみることが最も重要です。

とりあえずの備えがあれば、ひとまずは安心ですし「やっぱりこれが必要そう」「これは自分にはいらないかも」といった判断をすることもできます。

覚えておいていただきたいのは「イザ!」という時はいつ来るかわからないし、来た時に対処しようというのでは手遅れであるということ。ぜひとも、今のうちに防災にも意識を向けて、行動してみてくださいね。

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