プロが選ぶ「防災アプリ」5選!

このブログでは、「安全」や「災害」について知っておきたい知識をお伝えすることに加え、安全のプロが仕入れた安全の最新情報や、お役立ち情報を発信していきます!

「防災アプリ」って何?

私たちの日常生活で、もはや欠かせないツールになっているスマートフォン(スマホ)。そして、スマホをさらに便利にしてくれるのが、さまざまな機能を持つ「アプリ」ですよね。

最近は、防災の世界でもさまざまな「アプリ」が登場し始めています。今回のブログでは、「防災アプリ」とはどんなものか、そして「使える防災アプリ」を防災のプロがご紹介していきます!!

まず、「防災アプリ」と一口に言っても、その機能や使い道は大きく異なります。今回は「情報系」「避難系」「教育系」というナゴランブログ独自のカテゴリー分類に沿って、それぞれどんな機能があるのかをご紹介していきます。

災害情報を入手するための「情報系」アプリ

最初の防災アプリは「情報系」です。

例えば、台風が接近してきた時「どのくらいの速度か」「どのくらいの規模か」「自分が住んでいるところはどのくらいの被害が出そうか」といった情報がほしいですよね。

地震が発生したら「震度がどれくらいか」「震源地はどこか」「津波の危険性はあるか」など、情報の有無でその後にとるべき行動は大きく変わります。

もちろん、テレビやラジオといったメディアから情報を入手してもOKですが、「スマホで情報を入手したい」「テレビやラジオが無い避難先で情報を得たい」といった方には情報系のアプリはオススメです。

情報系のアプリを選ぶ際のポイントは「情報源」と「情報の見やすさ」です。

例えばX(旧:Twitter)で防災情報を得ようとすると、もちろん自分が住んでいる地元に密着した生の情報が得られることもありますが、まれに嘘やデマの情報がまことしやかに流れてくることもあります。

こういう情報が流れてきてしまうと、「正しい情報」「怪しい情報」さらには「自分に必要な情報」「不要な情報」を選別しなくてはならず、そこにエネルギーを取られてしまいます。ですから、信頼できる情報源からの情報をできるだけスピーディーに発信してくれるアプリを選びたいところです。

また、広告が多すぎて肝心の情報が見にくくなってしまっていては本末転倒。さらに、広告がなかったとしても色使いや表示の仕方が自分にとって見やすいかどうかは重要なポイント。できれば、自分にとって「情報が見やすい」アプリを選ぶことをオススメします。

情報系のオススメアプリ、1つ目は「特務機関NERV 防災」(iPhone/Android)です。

気象業務支援センターから受け取った地震・津波・噴火の速報や土砂災害などの防災・気象情報を国内最速レベルで配信しています。情報の速さ、そして災害時にスマホに負荷がかからないよう広告を入れていない点も好感が持てます。

普段からニュースをチェックするアプリとしても使いたい、という方は「NHK ニュース・防災」(iPhone/Android)もオススメ。災害時には動画で避難情報が確認できるため、わかりやすい点も特徴的です。

近くの避難所がすぐわかる「避難系」アプリ

「避難系」アプリとは、何か災害に見舞われた時、今いる場所の避難所がすぐにわかり、そこまでのルートを示してくれるといった機能を持つアプリです。

大前提として、自分が住んでいる自宅や会社で自然災害に見舞われた際、どこへ、どういうルートで避難するかは予め決めておきたいところ。そうでないと、普段は通れる道路が大雨で冠水して通れなかったり、街灯がないために真っ暗で危険だったりということが起こりかねません。

ハザードマップを見て、自分が住んでいる地域がどういったリスクをはらんでいるかを確認しておくことは大切ですが「地図が苦手」という方には、それが難しい・・・ということもあるかもしれません。

そういった方は「避難系」アプリが役に立つでしょう。スマホのGPS機能を使って現在地を把握し、近くの避難所を探してくれたり、マップ機能で道順を指し示してくれる機能を持つアプリもあります。また、アプリによっては家族の居場所を確認したり、チャットで安否確認ができるものも。

避難系のオススメアプリは「全国避難所ガイド」(iPhone/Android)。

自分が今いる場所から半径1キロ圏内にある避難所を表示、マップで道順を表示することもできます。万が一、土地勘がない場所で避難所へ向かわなくてはならない際にも、コンパス機能を搭載しているので通れない道を迂回した際にも目的地までたどり着けるでしょう。

自分の安否情報を登録したり、家族の安否確認をできる機能も備えているので、家族全員でアプリを入れておくのも良いでしょう。

子どもと一緒に災害時の知識が学べる「教育系」アプリ

最後は「教育系」アプリの紹介です。これは、子どもたちと一緒に災害時にはどう行動すべきかを学べるアプリです。

地震や自然災害は、いつやってくるかわかりません。子どもたちに「万が一」のときにはどう判断し、どう行動したら良いかを伝えておくことは、とても大切です。

子どもたちが興味深く、面白く学べるように「ゲーム」になっている点も見逃せません。生命に関わる、どれだけ大切なことであっても、興味が持てなければすぐに忘れてしまうかもしれません。しかし、ゲーム形式で楽しく学べると、自ずと知識の定着率も高くなります。

これによって、万が一の時に周りに頼れる大人がいなかったとしても、適切な行動がとれるようになっておくことが大切です。また、親御さんも一緒にトライすることで、防災情報を再確認できるメリットもありますね。

「教育系」のアプリでオススメは「じしんだ!どうする?BabyBus」(iPhone/Android)。

さまざまな知育アプリを提供しているベビーバスが、防災関連の知育アプリとして出しているもの。楽しく学びながら、いざという時に使える知識を身につけられるのがGOODです。

もう一つご紹介したいのが「うんこワールド」(https://world.unkogakuen.com/)。

ふざけていません。大真面目です!

この「うんこワールド」は『うんこ漢字ドリル』などで知られる出版社の文響社が「子どもたちの学びの場」としてオープンしたウェブサイト。「地震」や「台風」の際に必要な知識を「うんこ」満載で楽しく、ゲーム感覚で学べるようになっています。

試しにプレイしてみたところ、意外と真剣にクイズに答えている自分を発見しました(笑)。ぜひ、楽しく防災知識を身につけたい! という方は、一度トライしてみてくださいね。

いかがでしたか。「防災アプリ」と一口に言っても、さまざまなものがあります。ぜひ、自分に必要なアプリを見つけて、「いざ!」という時に備えていきましょう!

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