油断大敵! 9月も暑さ対策をお忘れなく!!

残暑厳しい9月も熱中症対策を!

9月はだんだん涼しくなって、お子さんがいらっしゃるご家庭では学校も始まって、ホッと一息・・・といったところではないでしょうか。

でも、暑さが少し和らいだからといって油断は禁物! 総務省消防庁が発表している「令和4年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況」を見ると、気温が急激に上がる6月末〜7月頭、そして暑さが最高潮を迎える8月に熱中症の救急搬送数が増えています。

しかし、暑さが和らぐと思われる9月以降も、意外と熱中症で救急搬送される方が多くいらっしゃいます。

出典:総務省消防庁|令和4年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況

まだまだ暑さが続く9月。熱中症対策も引き続き行っていく必要があるのです。

暑さ寒さも「彼岸」まで

当ブログでは8月にも、熱中症対策に関する記事を掲載しました。

「災害級の暑さ」、熱中症に要注意!

9月は何と言っても「油断」しやすいのが危険な時期。夏休みが終わり、少し緊張の糸が切れ安い状況。夏の疲れが蓄積した状態で気が緩んだところに厳しい残暑で体調を崩す・・・といったことはよくあることです。

特に2023年7月〜8月は、東京都内で最高気温が35℃を超える「猛暑日」が過去最多を大幅に更新するなど、記録的な猛暑に見舞われました。さらに、8月31日に発表された気象庁の「1か月予報」によれば、向こう1か月の平均気温は、平年よりも高くなる可能性が高いとしています。

日本では昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と言われます。

秋のお彼岸は秋分の日を中日として、その前後の3日を合わせた7日間のことを指します。つまり、それまではまだまだ残暑が続くことが多い、ということわざです。2023年の彼岸入りは9月20日、彼岸明けが26日。裏を返せば、そのあたりの時期まで暑さ対策を怠らない方が良いかもしれません。

「夏バテ」「残暑バテ」に負けない!

熱帯夜の影響で夜なかなか寝付けなかったり、冷房の効いた部屋から暑い屋外に出ることを繰り返したり、あるいは冷たい食べ物を摂取しすぎることで身体が冷えてしまうことで、身体が疲れやすく、疲れが抜けにくい状態になることがあります。これを「残暑バテ」と呼ぶこともあるようです。

疲労感が抜けなかったり、目覚めが悪かったり。あるいはめまいや立ちくらみ、食欲不振などの症状が見られる場合は、この「残暑バテ」を疑ってみてもよいかもしれません。

実は「残暑バテ」や「夏バテ」は、自律神経の乱れが原因になっているケースが多いと言われます。

自律神経系は「交感神経」と「副交感神経」に分かれ、双方が絶妙なバランスを取りながら、身体の環境を一定にするように働きます。

本来であれば、夏の高温多湿な環境に身体を適応させるだけでも大変。にも関わらず、最近は冷房が効いた屋外と猛暑の屋外との差がどんどん激しくなっています。そうすると、一日に何度も起こる気温変化に身体を適応させる必要があり、自律神経系のバランスが乱れていきます。

その結果、自律神経系がコントロールしている内臓でも不調が発生し、食欲不振や寝覚めが悪いといった症状を引き起こしやすくなるのです。

自律神経を調える体操、コアチューニング®

こうした「残暑バテ」「夏バテ」を予防・解消するために大切なことは、何と言っても「睡眠」。自律神経系の中枢は脳にあり、脳の疲労を回復させるには睡眠が欠かせません。しかも、細切れではなく夜に6時間以上連続して眠ること。こうすると、脳と身体がフルメンテナンスできます。寝苦しい場合はエアコンのタイマー機能などを上手に使うなどして、できるだけ6時間以上の睡眠を心がけてみてください。

次に挙げられるのが食事。食欲不振の時は、さっぱりとしたそうめんや冷たいそばだけで済ませてしまいがち。でも、体力や疲労回復のためにはタンパク質(アミノ酸)が欠かせません。肉、魚、卵には、タンパク質や疲労回復物質が含まれているので、積極的に食べるようにしたいものです。

加えて、タンパク質の代謝を高めるにはビタミンやミネラルが欠かせません。ですから、緑黄色野菜を中心とした野菜類、海藻類、果物などと合わせて食べることがオススメです。

夏場は暑かったり、日中は暑く、日も長いので夜遅くまで活動して交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすい、特に交感神経が優位になりやすい時期でもあります。暑さが続く状態で深夜まで仕事をしたり、激しく身体を動かしたりすると、自律神経のバランスがさらに崩れやすくなってしまいます。

そこでオススメなのは、適度な有酸素運動で、疲れすぎない程度に身体を動かすこと。散歩やサイクリング、水泳などで軽く身体を動かし、休息や睡眠時間を充分に確保してケアするのがよいでしょう。

適度な有酸素運動(歩行、サイクリング、水泳など)で、疲れない程度に体を動かすほうが安全です。また運動やレジャーの後は、普段より入念に休息や睡眠時間を確保して疲労をケアするようにしてください。

寝付きが悪い、なかなか眠れない・・・という方には「コアチューニング®」もオススメです。コアチューニング®は、寝たままできる簡単な体操です。腹式呼吸を意識して行うため、自ずと自律神経が調い、疲労回復や免疫力アップが期待できます。

体操を毎日実践している方の中には「よく眠れるようになった」、「寝付きが良くなった」、「リラックスできるようになった」という方も多くいらっしゃいます。

「コアチューニング®」について詳しく知りたい!という方は、JAPANコアチューニング®協会のホームページをぜひご覧ください。

当社代表もコアチューニング®の体操教室や施術を行える資格を保持しているので、興味のある方はぜひお問い合わせください!

また、屋外での現場作業やスポーツの際には、水分とともに塩分やビタミンを補給することが大切。当社が運営するオンラインストア「上野ナゴラン堂」では暑い日もさっぱりとおいしく、ゼリー状で液垂れしない、屋外でも食べやすい『現場の相棒 塩ビタミンゼリー』を取り扱い中。熱中症予防にオススメです。

https://item.rakuten.co.jp/uenonagorandou/nettuusyou02/

油断できない9月の残暑。よく寝て、よく食べて、身体も適度に動かして、自律神経を調えて乗り越えていきましょう。

(参考資料)

総務省消防庁|令和4年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況

https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r4/heatstroke_geppou_202205-09.pdf

産業保健新聞|これからの時期、残暑バテにご注意

これからの時期、残暑バテにご注意 産業保健新聞|ドクタートラスト運営
8月も下旬を迎え、これから一歩ずつ秋へと近づいていく時期となってきました。 これからの時期、夏の暑さの疲れが蓄積してしまっていること、近年は残暑が厳しいこと、昼夜の温度差が大きくなることにより体調を崩してしまいやすい季節

日経グッデイ|酷暑で自律神経がピンチ! 夏バテを予防する4つのケアとは?

酷暑で自律神経がピンチ! 夏バテを予防する4つのケアとは?
今年の梅雨は、蒸し暑いかと思えば肌寒くなるなど、気温も天候も変動が大きかったため、自律神経系に負担がかかっています。多くの人が例年より夏バテになりやすくなっていますので、要注意です。
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