2月に発生したトルコ・シリア大地震・・・。もし日本で起こったら?

防災

いつ来るかもわからない大地震に、どう備える?

2023年2月6日、トルコ南部、シリアとの国境付近でマグニチュード7.8の大地震が発生しました。そのエネルギーは2016年に熊本で発生した地震の16倍、阪神・淡路大震災の22倍とも言われています。

エラー|NHK NEWS WEB

「世界最大規模の内陸地震」とも言われるこの大地震。しかし、これは決して他人事ではありません。日本でもかねてから発生すると言われている「南海トラフ地震」や、首都直下型地震が発生した場合、同じくらいの被害が出る可能性があります。

万が一、大地震が発生することを想定した場合、私たちはどんな対策をとっておくべきなのでしょうか?

最初に考えておきたいのは「家屋そのものが大地震に耐えられるかどうか」。昭和56(1981)年以前に建設された建物は、建築基準法の「旧耐震基準」によって建築されており、耐震性が不十分なケースがあります。

倒壊した住宅の下敷きになってしまうリスクはもちろん、住居が半倒壊してしまって生活することができなくなってしまうことも考えられますから、ぜひご自宅の耐震性は一度チェックしてみてください。

また、家具が倒れてきたり、食器棚から中身が出てきてしまうこともよくあります。これを防ぐために、背の高い棚と天井との間にいわゆる「突っ張り棒」で固定する他、横滑りを防止するマットを敷くことも効果的です。

さらに揺れで中身が飛び出さないようにストッパーを設置することや、ガラスが割れても破片が飛び散らないシートを貼るといった対策をとっておくことが大切です。

地震の「二次被害」を防ぐために

大地震が発生した際、地震そのものと同じくらい気を付けたいのが「火災」です。ロウソクや電気ストーブなどが地震で倒れ、火災につながったり、漏電やガス漏れから引火するなど、地震から火災につながるリスクは多々あります。

地震の発生そのものを防ぐことは難しくても、二次災害を未然に防いだり、被害を最小に抑えることは可能です。

例えば、皆さんは消火器を使ったことがありますか? いざという時に使い方がわからないと、火元が小さいうちに消し止めることができません。また、消火器にも「使用期限」があることをご存知でしょうか。

「家に消火器があるから大丈夫」と安心するのではなく、使い方は大丈夫か、使用期限は過ぎていないかなどもチェックしてみてくださいね。同じく、ガス漏れを検知するガス検知器のチェックも欠かさずに行いましょう。

また、地震が収まって避難する時にはガスの元栓を締め、電気のブレーカーは落としてから避難することを心がけてくださいね。

防災において大切なことは「正しく恐れる」こと。恐れ過ぎるのもダメですが、「大丈夫だろう」とタカをくくるのもダメ。今住んでいる場所や家、仕事をしている職場にはどんなリスクがあり、どんな事が起こる可能性があるのか、そして万が一の時はどう対処すべきか。

ぜひ、家族や職場の皆さんと一緒に考えてみてくださいね!!

(参考資料)
国土交通省HP「住宅・建築物の耐震化について」
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr_000043.html

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