本当は恐ろしい「水害」について考える

「水害」は、起きた時にはもう遅い

トリコ
トリコ

オイ、ナンバ。水害って大変なのカ?

ナンバ
ナンバ

そうだねえ。水害は災害の中でも特に、起きてしまった後は取れる対策が限られるし、非常に危険なんだ。

トリコ
トリコ

何でダ?

ナンバ
ナンバ

例えば、津波にしろ河川の氾濫にしろ、一度発生してしまったら、その勢いを止めることは難しいんだ。しかも、道路に冠水すると避難することも困難になる。しかも、水はどこからでも入ってくるから、気が抜けないよ。

トリコ
トリコ

そういうことは早く言え、ナンバ。何か対策できることってないのカ?ゴムボートとか用意しといた方がいいのカ? オイ、ナンバ。詳しく教えろ!


ナンバさんが言う通り、一度水害が発生してしまうと、取れる対策は限られてきます。特に道路が冠水したり、住宅にまで浸水するほどの水害が起こってしまうと、高いところに避難することが精一杯、ということになりかねません。

水害対策として、まずは「知ること」が大切です。例えば、2018年に広島県や岡山県を中心に発生した「平成30年7月豪雨(別称:西日本豪雨)」。岡山で甚大な被害を出した地域は、実は30年に1度は河川が氾濫することがわかっていた地域でした。

このように過去のデータを見ると、その土地でどういう災害が発生する可能性が高いかを知ることができます。

ハザードマップを確認すれば、今住んでいるエリアは災害が起こりやすいかどうか、水害が発生する可能性が高いかどうかがわかります。そのリスクを把握した上で「イザ!」という時にはどう避難するかも検討しておく必要があります。

水害対策、考えておきたいアレコレ

トリコ
トリコ

いいこと思いついたゾ!道路に水が溜まってプールみたいになるんだったら、泳いで逃げたら良いじゃないカ。

ナンバ
ナンバ

うーん・・・。まあ、百歩譲って夏なら良いかもしれないけど、冬はどうする? 自然災害は季節や時期、時間帯を問わず、いつどこで発生するかわからないんだ。だから常に備えておかないとね。さらに、電気が水を伝って漏電する恐れもあるから、甘く見ない方がいいよ。

トリコ
トリコ

そうか・・・。でも、水には困らないってことだナ!

ナンバ
ナンバ

それも、そんなことはないんだ。河川の氾濫で水道が使えなくなる可能性は大いに考えられる。しかも冠水した水は汚いし、流れも早いから使い物にならないと思った方がいいよ。

トリコ
トリコ

オイ、ナンバ。水害起きたら、めちゃ大変だナ。どんな準備をしたら良いか、教えろ!


河川が氾濫して水害が発生すると、浄水施設が被害に遭ったり、あるいは水道管が破裂して断水してしまう危険性があります。ですから、水害の発生が懸念されるエリアでは「飲用水」はもちろん、生活用水の備えをしておくことが求められます。あるいは、水を使わなくても手を清潔に保てるウエットティッシュや、水なしでも洗えるシャンプーなどを用意するのもよいでしょう。

避難を考える場合には、道路が冠水する前、早めの避難を心掛ける必要があります。持ち物は飲用水、食糧、衛生用品、生活用品といった通常の防災グッズ一式を持っておけば安心でしょう。

できれば手が塞がってしまう傘ではなく、頭からすっぽりとかぶれるカッパやポンチョなどを用意しておくと、避難時には便利です。水害で避難する場合には、長靴もぜひ用意しておきましょう。

避難せずに家で待機する場合には「家に水を浸水させない」ことを考える必要が出てくるでしょう。よく、台風や大雨の際に地下鉄の駅に浸水しないようにステンレスの止水板を入口に置いたりします。ただ、一般家庭で用意するには止水板は高価過ぎるかもしれません。

ナンバさんのオススメは「吸水土のう」。厚さ2ミリ、重さ400グラムの麻袋が、水を吸うと3分程で土のうのように浸水を防いでくれるもの。普段は比較的軽量・コンパクトに収納できて「イザ!」という時には頼りになります。乾燥させれば再利用できる商品もあるので便利です。
「床下浸水くらいの水を防ぐためなら、これで十分」とナンバさんも太鼓判です。

参考資料:「アクアブロック」|上野なごらん堂

そして、避難するにせよ、自宅で待機するにせよ、必要なことはきちんとした情報を把握すること。小〜中規模の水害であれば、自宅待機で対応できたとしても、大規模な災害の場合は早めに避難をしておかないと、自宅に取り残されて手の打ちようがなくなってしまう・・・という危険性もあります。

「前も大丈夫だったから、大丈夫」とか「自分は大丈夫、家は大丈夫」という根拠のない楽観主義で考えるのではなく、きちんと情報を把握して「こういう状況になったら避難する」という線引を決めておくことも大切。

水害に限った話ではありませんが、災害に備えてまずはリスクをきちんと知ること。そして「イザ!」という時はどう行動するかをあらかじめ決めておくこと。その上で、防災グッズや避難のための装備を準備しておきたいものですね。

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